「旧湯平郵便局舎再生プロジェクト」
○平成14年3月、旧湯平郵便局の移転により取り残された木造建物を、「地域活性化」の視点から何とか再生利用出来ないかと考えました。
そこで、建物の歴史的記憶を残す基本的構造をそのままに、隣接する当館「山城屋」が「別館」として改修し、再生利用することになりました。
郵便局から払い下げを受けた木造建物は、今、新しい命を吹き込まれ、古き良き湯治場の面影を後世まで残すこととなりました。
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建物外観(改修後) | 建物外観(改修後) | |
右側に少し見えるのが本館です。 | ||
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ロビー | 玄関の看板 | |
玄関入口でお客様をお迎えします。 | ||
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昔の業務案内 | 昔のはかり | |
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客室 | 40年前の黒電話です。(電話マークの原型) | |
少しこだわって昭和30年代を演出しました。 | ||
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昭和初期の湯平温泉の旅館 | 窓枠(手摺り)を再現しました。 | |
驚くほど活気のあった時代です。 | 古き良き湯平温泉の町並みをどうしても再現したかったのです。 | |
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地下脱衣所 | 懐かしいホーロー看板です。 | |
元は局員さんの駐輪場だったところです。 以前は「地下室の倉庫」といった感じでした。 |
色んな方々のご協力を頂きました。 | |
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昔の映画のポスター | 露天風呂 | |
湯布院名物の「湯がき丸太」(10日間温泉に浸けた原木)を柱 に使用。 |
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露天風呂は郵便局舎の裏庭に作られました。 | これも再現のひとつ…? | |
湯平温泉全体が見渡せます。 | とっくりの底部分に穴があって二重構造になっています。 |
現在、全国的に、老朽化した建物を改修(リフォーム)して再生利用する傾向が見受けられます。
公共物を別の用途として再生利用する試みもあちこちで見かけるようになりましたが、私共は、昔から慣れ親しんだ(何せ隣りなものですから)この建物を何とか、古き良き湯治場の景観の一部として、壊さずに残して行きたい。それが、とりもなおさず「湯平温泉」の今後の方向性であり街づくりの一歩であると確信しています。
旅館 山城屋 http://www.e-yamashiroya.jp/